パドックの馬の調子の見方
このページではパドックや返し馬での馬の調子の見方を解説します。
まず一番大事なコツは馬をあまり近くで見ないことです。近すぎると馬全体の様子や歩き方が分かりづらくなるからです。最前列ではなく、ちょっと下がった位置から見るようにしましょう。
それから、パドックで見れる時間は15分しかありませんから、買うつもりの馬に絞って見るようにします。
こういう時は買うのはやめよう
信頼できる予想サイトでおすすめの馬でも、実際にパドックで見たらこんな状態だったら買うのをやめた方がいいです。
背割れしている
馬を後ろから見ると、馬のおしりの上の部分に山が2つあることがあります。これは太りすぎるとこうなります。
こんな状態では他の部分にも余分な脂肪が付いているのでレースに勝てません。
痩せすぎている
太り過ぎよりはいく分マシですが、痩せすぎもよくありません。連戦させすぎたりするとこうなる事があります。
見分け方は、人間で言うと下腹部が細すぎるために後ろ脚が異様に長く見える馬は痩せすぎの可能性が高いです。
歩き方がいつもと違ってぎこちない
いつもと歩様が違う時はコズミ(筋肉痛)を起こしている可能性大です。調教の影響でこうなることがあります。
歩くのが遅く、前の馬に離される場合もコズミ、イレ込みすぎ、気合不足などが考えられるので買うのはやめた方がいいでしょう。
ただ、普段から歩くのがゆっくりな馬もいるので、そういう場合は問題ありません。強い馬の歩様は覚えておきましょう。
立ち止まる
パドックを歩いている途中で止まり、厩務員に促されてやっと歩き出す場合は初めての競馬場に戸惑っているか気合が足りない状態。こういう馬が勝利を掴む事はあまりないでしょう。
耳をくるくる動かす
耳をよく動かす馬は要注意です。気が散っていて集中できていない証拠です。両耳がしっかりと前を向いている馬なら大丈夫です。
しっぽが股間に入っている
これは馬が不安になってしまっている状態。これは犬と同じですね。こんな馬も勝てる見込みはほぼないでしょう。
首から上にも汗をかいている
馬の発汗はお腹のあたりから始まり、胸、肩、首の上と広がっていくので、首から上にも汗をかいているのは相当イレ込んだ(興奮した)と思われます。
すでにかなり疲労しているはずなので、候補から外したほうがいいでしょう。
馬体に白いものが付いている
この白いものの正体は汗です。馬の汗はこすれると泡状になり白くなるのです。これは股間やゼッケンの下などに付いていることが多いです。
こういう馬もイレ込みすぎて疲れてしまっていることが多いので要注意です。
何度も立ち上がったりして落ち着きがない
パドック周回中に何度もハネたり立ち上がったりし、騎手が乗っても落ち着かなかったらイレ込みです。
下痢をしている
馬がパドックで糞をするのは構わないのですが、下痢をしていた場合は体調不良です。買わない方がいいでしょう。
騎手が乗ったら暴れた
パドックで最初は良くても、騎手が乗った途端にハネたり首を振ったりしたら買うのはやめましょう。うまく折り合わない(騎手と馬の気が合わない)可能性があるからです。
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