パドックだけではなく本馬場入場と返し馬も見よう
本馬場入場とは、パドックでの周回を終えた馬が騎手を乗せ、厩務員に導かれながら本馬場に入っていくことです。
返し馬とは、本馬場に入場した馬がスタンド前でダク(速歩)を踏んだ後、向正面に向かってキャンター(ゆるやかな駆け足)を行うことを言います。
パドックしか見ないというファンも多いのですが、パドックで調子がよく見えた馬でも返し馬ではよくない馬もいますし、そもそも返し馬自体を行わない馬もいたりします。
返し馬をやらせない場合は調子に問題があると見ていいでしょう。
ですから、本馬場入場と返し馬も見るのが大事なのです。それでは具体的な馬の見方を解説します。
本馬場入場の見方
まず本馬場入場を見るにはパドックから移動しなくてはなりません。それに馬は次々と出てきますし、締め切り時間まであまり時間もないので、買うつもりの馬だけに集中して観察するようにしましょう。
本馬場入場では主に、馬から気合を感じられるか、騎手と気が合っていそうかを見ます。
本馬場に入っても柵のそばを横歩きして走り出さないような馬は気合が入っていないと思われるのでやめた方がいいでしょう。
第60回宝塚記念の本馬場入場で横歩きするエタリオウ この馬は9着でした 競馬場での観察がいかに大切かがよく分かりますね
返し馬の見方
返し馬ではダクからキャンターにスムーズに移れるかが一番大事です。
こういう時は買うのはやめよう
●なかなかキャンターをしなく、キャンターに移ったとしてもスピードがない場合はコズミがあるか、疲労が残っていると思われます。
●また、キャンターになっても馬が首を左右に振って騎手を手こずらせているのは折り合いがついていないと見ます。
●騎手が手綱をしごいているのもよくありません。普通は返し馬になったら馬は走りたがるものです。手綱をしごくのは走れという合図なので、返し馬でこれをやっているという事は気合が足りていないという事なのです。
●止まり方がスムーズではないのも要注意です。普通は騎手が手綱を引くと走るのをやめ、待機所に入っていくのですが、止まる時に騎手が立ち上がるのは折り合いに欠けていると見ます。
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